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橋本一実
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皆さん、こんにちは。まず3期目の市長選挙に御当選されました川口市雄市長にお祝いを申し上げます。おめでとうございます。
新人議員として質問させていただく前に、1人会派ではありますが、民主党会派設立に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。「議会から何らかのよきものを期待しない国民は、議会を抑制したり非難したりする資格を持たない」、これはイギリスの経済学者、ウォルター・バジョットの言葉です。
国政はもとより地方でも政治不信が強くなっていますが、政治や議会をすべて否定し、あきらめてしまってはもっともっと暗い社会になってしまいます。非難するばかりではなく、みずからが行動しなくてはいけないと思うのです。
私は、市政について学ばなくてはならない若輩者ですが、今変えなければ熱海の新時代は訪れない、そう思います。きれいごとだと笑われるかもしれませんが、市民に期待される議会にしていきたい、そして市民と市政がお互いに信頼し合えるようにしていきたいのです。
市がやることを市民が信頼しなければ、活性化も福祉も教育も充実していくことはできません。すべては、市民と市政がお互いに信頼し合えることから始まるのです。
混迷の時代、デフレスパイラル、大量失業時代とさまざまな言われ方で現在の時代は語られています。いつの時代でもそうなのですが、大飢饉や大地震などの天災や経済の低迷時期には政治が大きく機能して、国民を何とかしなければならないと動いていたのが歴史では数多く確認できます。1945年の戦後の新体制からそろそろ60年がたとうとしています。現在の政治システムが今の社会に合致しているか甚だ疑問ではありますが、根本的なシステムの議論がほとんど出てこず、システム上の問題点の指摘ばかりが出てくるのは一体どうしてなのでしょうか。基礎や土台が傷んでいたら、幾らその上にいいものを置いても、幾らいいものを構築しても基礎や土台とともに壊れていくのは自然の摂理です。
5%を10%に補助金をふやすとかふやさないとかの議論だけでなく、どのような体制にすれば市民の苦悩を救うことができるのか、もっと根本的な議論を行うべきではないかと思っています。
バジョットの言葉に「人生における大きな喜びは、君にはできないと世間が言うことをやることである」との一節があります。今後私の意見や施策の中にも「君にはできないよ」と言われることもあるかと思います。しかし、それでも子供たちの時代のために今未来への種まきをすることが私たちの義務であり、使命であると、そう思います。信頼できる市政の実現、そして未来の熱海のためにさまざまな市民の皆さんの生の声をよく聞き、全力で取り組み、頑張らせていただきます。
それでは、ただいまより熱海市議会民主党を代表いたしまして、今定例会に上程されました議案に対する質疑並びに一般質問を行います。
議案第49号平成14年度熱海市一般会計補正予算(第3号)よりお伺いいたします。 私は、花や木など美しい自然による観光活性化策には大いに賛同するものであり、私の選挙時の信条の中でも、自然を生かした熱海市の再生には重要なポジションに位置づけてありました。
当局におかれましても、県立熱海高校桜の散策路整備事業につきまして、先日川口栄一議員さんからも質問がありましたが、16年度完成に向けてぜひ頑張っていただき、その効果には非常に大きな期待を寄せるところでもあります。
それでは、2004年3月18日より5月18日までの67日間行われる予定のしずおか国際園芸博覧会パシフィックフローラ2004熱海サテライト会場、呼称「熱海花博」についてお尋ねをいたします。
私は、先月議席をいただいたばかりであり、議員経験はゼロに等しいわけですが、議員になる前は行政というものは補助金を交付する場合、それ相応の査定を厳密に行うものではないかと思っていました。
我々議員は、去る9月27日に開かれました全員協議会の席上、当局並びにこの熱海花博の企画者である北本正孟氏から概要説明を受けたわけですが、このときいただいた企画書及び概算予算が記された書類等を読んでみまして、率直に申し上げてこの程度のものを提示されただけでは納得してゴーサインなど出せるわけがないと感じた次第であります。
総事業費8億円、市の補助金は1億5,000万円から2億円という大きな額の血税投入予定との説明で、一般会計補正予算5,000万円の補正計上でありますが、前売券を33万枚3億8,300万円、当日券16万枚1億300万円、このノルマが達成されて、初めて市の補助がおよそ1億5,000万円から2億円とお聞きしています。
当日の説明には、このような表面だけの企画書及び根拠が薄弱な収支、また集客見通しに対して1億5,000万円もの血税が支出できるものなのかと疑念にとらわれました。
そこで、昨日来の先輩方の御指摘と重なる部分もあろうかと存じますが、非常に重要な問題なので改めてお尋ねします。
先日、日韓両国開催によるワールドカップの宿泊誘致において県の試算である1,500人をはるかに下回る93人との結果になった報道が全国紙に掲載されました。まだ悪い記憶が残っている中、今回の花博は熱海市にとって初めての大規模なイベントであり、約60万人の人出見込みとありますが、今の熱海市の観光状況や観光産業の経営状況を考えますと、期間限定の一過性の事業では、観光に携わる業者は焦りから、かえって割高となるような質の低いサービス提供となり、熱海市の評判をより悪くするおそれはないか懸念を抱きます。市民や企業の最大の協力が最低条件であり、またキーであると思いますが、このままの軽率な公算では危険を感じます。
また、このチケット販売に関してエージェントを通してとの説明はありましたが、販売ルートが確約されているかお尋ねいたします。
また、今回熱海花博の総合プロデューサーをしていただける北本正孟さんにお願いした経緯と契約についても詳細をお尋ねいたします。
また、熱海花博の総事業費8億円の50倍に当たる400億円の事業規模の浜名湖花博について、平成16年4月8日から10月11日までの開催期間に当たり、既に本年10月より前売り券を発売している中、同時期に開催する熱海花博は遅れをとり、チケット販売に支障を来すおそれを感じますが、浜名湖花博との規模の違いから生じるメリット・デメリットを当局はどのようにお考えがお尋ねをいたします。
次に、老人保健制度改正に伴うパンフレット作成及び受給者証の更新に要する経費に関して、基準収入額適用申請書についてお伺いいたします。申請書の注意書きの中に「公的年金及び給与収入額を確認できる所得(課税)証明書を添付してください」とありますが、老人保健の基準収入額適用申請書に有料の証明書添付は、高齢者福祉サービスの向上の観点から問題であると感じますが、当局はどのようにお考えがお尋ねをいたします。
次に、サンビーチライトアップ整備事業についてお伺いいたします。サンビーチライトアップ整備事業に係る実施設計等に委託料として2,520万円の補正内容がありますが、現状の熱海市の観光事情を考えるとライトアップ効果をもたらすための設計委託料にこれほどの予算をかけてまで果たして訪客の効果を期待できるものか強い懸念を抱きます。
予算面からも考えて、日中見て回る観光名所等の整備を考えた方が市民や観光のお客様のためによいと思います。私も観光に携わる一人として観光のお客様や接客している人たちの意見を聞いてまいりましたが、熱海のサンビーチにライトアップが必要という意見よりも、やはり昼間見て回れ、熱海に来た思い出に残る有意義な施設や家族や小グループにとって楽しい時間をつくれるような施設の検討をという意見が多いと感じます。
今熱海市の急務は、基盤となる観光施設の手厚い保護とうわさがロコミで広がっていくような、マスコミが黙っていても次第に来るような、他都市では例を見ない特色のある観光施設の誘致や整備であると思います。実際また、熱海市夜間景観整備基本構想策定業務報告書の中に熱海地区からの問題点として「眺望点からの夜景も多くを占めているホテル、旅館、マンションからの部屋明かりが少なく、全体的に夜景としての厚みに乏しく、魅力が薄い」とありますが、これは照明の問題ではなく、熱海の魅力のなさ、そういったものを強調している感じがします。
私は、このような見た目を重視した事業に投資をするよりも、今熱海市に必要であると感じるのは、自然の恩恵を見直し、温泉、梅、桜による自然の普遍性、そういったものの魅力を生かし、そして特色のある施設が必要であると思います。
しかし、夜のサンビーチを観光名所にする考えてあれば、ライトアップとする規模と維持管理に要する経費をどこまで把握されているか、海水や潮風の中で管理はかなり経費がかかることと思われますので、おわかりでしたら具体的にお答えください。
次に、議案第51号熱海市庁舎等建設審議会条例についてお伺いいたします。 庁舎の老朽化に伴う改善に当たり、これをいかがするか建設に関しては、本日午前中の米山議員さんの質問にもありましたが、同じ答弁は結構ですので、ほかの観点の答弁だけいただきたいと思います。そこで、まず庁舎建設に当たり、救急医療や保育施設などの複合的庁舎を考えているかお尋ねいたします。また、当局はPFI事業者が見つかるとお考えでしょうか。また、建設の際の総事業費、こちらもおわかりでしたらお答えをいただきたいと思います。
次に、川口市長の所信表明についてまちづくりの方向性を大きく変えると言われましたが、市民にわかりやすく具体的にお示しください。また文化的要素にあふれた質の高い観光の「文化」「質」とはどういうことか具体的にお願いします。私は起雲閣や韓国庭園も文化ではあると思いますが、伝統的なものではないところが市民の感覚に訴える要素が不足していると感じます。
また、花と光とカジノによるイメージチェンジとありますが、今定例会の市長所信表明の中には積極性、迅速性、攻撃性が求められているとありますが、この3点を指すのでしょうか、お答えください。
本当に市民が求めている熱海のイメージというのは、買ってきて置かれた花ではなく、電気代をかけて多額の維持管理費がかかる光でもなく、ましてやまだ法制化もされていないカジノであるとは思いません。
カジノについては、熱海活性化の起爆剤ともなり、また若い世代の皆さんが積極的に取り組まれていることも考え、基本的には賛成ではありますが、まだ合法もされていないものをまちづくりの大きな柱にすることは市民に不安を与えるものだと考えます。カジノに関しては、熱海を左右する大きな問題であり、まだ私自身調査研究が十分に終わっていないので、次回の定例会で細かく質問させていただきます。
熱海市観光協会がインターネットホームページで行った伊豆に関するアンケート結果をまとめ発表したものに、旅行先として伊豆を選ぶ理由の第1位は温泉79%、2位は料理や地場産物等の味覚51%だった、とあります。調査は、6月1日から30日までの同協会公式ホームページ上で行われ、9,803人からの回答があったと記載されていました。伊豆についての印象は、清潔感、料理、宿のサービス、観光施設のサービス度などで「よい」と答えた人が多かったが、交通状況の渋滞に対しては「悪い」との回答が54%あり、このアンケートからも温泉の充実の必要性、まちの清潔感に対する見直しを考えるべきであると思いますが、市長さんはどのようにお考えがお答えください。
次に、少子化問題についてです。 熱海市の高い高齢化率を背景に早急に取り組まなくてはならないと思いますが、県下でもトップクラスと言われる乳幼児の医療費無料措置や安い保険料はすばらしいと思います。しかし、まだ学校5日制に伴う受け皿の拡充や夜間保育問題、そして幼児、児童が近場で安全に元気に遊べる環境づくり、子供を新たにもうけた若い家庭への補助制度など、課題は山積しています。そして、定住人口の減少の歯止めを真剣に考えなくてはなりません。そのために魅力あふれる観光施設を考え、職場の安定を図る必要があると考えますが、夜間保育、私立幼稚園、保育園の支援の拡充、一時保育など、少子化対策について具体的な市長さんの考えをお聞かせください。
次に、9月28日の熱海市内の新聞紙面に掲載されました身に覚えのない請求書や督促状が市民に送られてきた問題で市内の被害状況と対策についてお尋ねをいたします。
次に、足湯について。 以前に市長さんが韓国庭園内に検討しているような話を伺った記憶がありますが、私自身温泉に対してはこのまちの再生のキーポイントになると考えています。静岡県は、地域を限定して大胆な規制緩和を行う構造改革特区の認定を目指し、県内から六つの構想を提案すると発表しました。熱海市については、温泉療養を健康保険適用とする温泉療養特区を提案しておりますが、実際の計画予定や規模についてお尋ねいたします。先ほどの議員さんの質問もありましたので、重複しないところの御答弁をお願いいたします。
また、特定非営利活動法人NPOエイミックによる熱海市内の温泉の見直し作業が始まり、市から委託を受けて10月からスタートする予定とのことですが、先日の湯煎神社例大祭での足場やマッサージの無料サービスなど行われ、大変なにぎわいであったと聞いております。また、起雲閣や他の市有地に特色のある足場や温泉療養施設のお考えは当局にありますか、お聞かせください。
次に、以前にも他の議員さんが質問されているとは思いますが、改善されていないので、再度お尋ねをいたします。廃業になったホテル、旅館の放置について熱海全般のイメージダウンにつながり、東海岸町においては、特に火災の起きた廃業ホテルにつきましては、まだガラスが破れ、火災の焼け跡までも大通りから目に入ってしまいます。せっかく楽しみに熱海に旅行に来られたお客様の印象を悪くしていることは言うまでもありません。
せっかくいろいろな考えで誘致に血税を投入しても、熱海に来ていただいたお客様に第一印象であのような光景を見せることは、観光を基盤とするこのまちの市民として大変心苦しく、観光のお客様に申しわけないと思うのです。熱海に来て十分満足していただけなければ、行政が手を差し伸べなければ、市民の皆さんが幾ら努力してもよい結果になってあらわれないと思います。もう一度来ていただくための熱海市としての接客姿勢を見直し、黙っていても熱海にお客様が来る、そんな神話はとっくに終わっている認識を持つ必要があると思いますが、積極的な当局のお考えをお聞きします。
以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。
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